名門私立大学である早稲田大学と慶應義塾大学は、昔から早慶とセットで呼ばれてなにかと比較されます。
早慶それぞれの特徴について、学費/偏差値/入試難易度/難関資格/就職で比較してお伝えします。
早慶はどっちが学費安い?
早慶を進学先として考えている受験生や、その保護者の中には、「お金の面について気になる」という人もいるのではないでしょうか。特に、多くの人が語るのが、「早稲田は庶民的」「慶応義塾はお金持ちが多い」といったイメージです。しかし、本当にそのイメージは事実でしょうか。ここでは、その一つの指針となる初年度学費で比較してみましょう。
学費の面から見ればやはり慶応のほうがお金持ちの子女が多そう
慶応義塾大学は、世間的に「おぼっちゃま・お嬢様」のイメージがあると思います。
幼稚舎からエスカレーター式に慶応義塾大学に入る学生は、トータルの教育費が非常に高額です。
そのため、世間のイメージ通り、お金持ちの子女率は非常に高いといえるでしょう。
早慶どちらも偏差値は70前後と高い
早慶の偏差値を比べると、若干慶応の難易度が高いものの、早慶どちらも偏差値70前後非常に高い傾向にあります。
トップクラスの難易度であり、個性的な問題も出るため、それぞれの大学の受験傾向に合わせて入念な準備をすることが必須になります。
入試は早慶どっちが難しい?
早慶の受験問題の難易度や出題傾向について見ていきましょう。
早稲田大学の受験問題はクセのある問題も
早稲田大学の一般入試の受験科目は、文系学部が「英語、国語、地歴」、理系学部は「英語、数学、理科」です。
出題される受験問題は、どの科目も教科書には載っていない細かい単語が出題されます。
また、英語や国語は問題のボリュームも多いため、「限られた時間内に大量の難問をいかに効率よく解けるか」というスピーディーな処理能力が要求されます。
特に、国語は早稲田大学の受験においてかなり特徴的と言えます。
非常にクセのある個性的な問題が出るため、早稲田の国語については個別に集中的に傾向を把握し、対応力をつけておく必要があります。
慶応義塾大学は幅広く高い教養が必要
一方、慶応義塾大学の一般入試試験も一筋縄ではいきません。
最も特徴的なのが国語ではなく、小論文の試験が課せられることです。
小論文は、提示された文章や資料を正確に読解、分析し、主張を明確かつ明快に要約して説明できるだけの能力があるかが問われます。
しかし、小論文だけでなく、英語や地歴も重要です。
英語は、複雑な長文問題が多く、高い読解力と深い洞察力が必要になります。
また、地歴は教科書に載っていないような細かい知識、背景に関する学習が要求されます。
一方、理系学部の受験科目は英語、数学、理科です。
理系学部は理科の配点が高く、看護医療学部は英語の配点が高くなっています。
いずれの受験科目においても、高校在学中に身に着けた高度な学力が要求されます。
早稲田のクセある問題や慶應の教養力をつけるには?
早慶レベルに対応するには、短期間で高度なスキルが必要になります。
そこで重要になるのは、個人に合わせた勉強内容です。
塾や学校ではみんな同じ内容を学ぶためロスも多いです。
そこで個人的におすすめなのは家庭教師です。
しかし家庭教師は料金が高いことが欠点です。。。
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早慶の卒業生で社長が多いのはどっち?
早慶の卒業生で、社長になっている人はどれくらいいるでしょうか?
2019年時点で社長の出身大学の1位は、日本大学(2万741人)でした。
慶応がそれに続く2位で1万669人、早稲田大学は3位で1万84人で慶応大学の方がわずかに高いです。
一方、一部上場企業の社長に絞ると慶應義塾大学が264人で1位です。
早稲田大学は187人で2位で、ここでも慶応に軍配が上がりました。
しかし、どちらの大学も卒業生が社長まで上り詰める率が高いことは確かなようです。
特に、一部上場企業の社長が早慶に多い背景には、早慶の学生には大企業に就職できる人が数多くおり、つながりもあるため、その中で出世して社長になれる確率が高いと言えます。
司法試験の合格者はどっちが多い?
言わずと知れた難関試験の一つ、司法試験の合格率は早慶どちらが高いのでしょうか?
司法試験では慶應が多いです。
同年の司法試験でも慶應が152人で全大学の中でトップ。最近10年は慶應が早稲田を上回る状況が続いている。
もとは、早稲田が合格者数で圧倒していました。しかし、途中から司法試験の仕組みが変わり、慶應が合格者を増やしていきました。
もう一つの難関資格である、公認会計士試験でも慶應がトップです。19年の公認会計士の大学別合格者数ランキングでは、慶應は45年連続で1位でした。