今回は漢検(漢字検定)は大学受験の役に立つのか、というテーマについて他のサイトでは触れられていないリアルな情報をもとに解説していきます。
※あくまで大学受験の話であり、高校受験はまったく別の話です。
結論:受ける必要は無いが、無駄ではない
漢検を大学受験で例えるとどのレベル?
漢検にはいくつもの級があります。
目安としては、
・漢検2級→共通テストレベル
・漢検準1級・1級→大学受験のレベルを超えている
です。
<受けなくて良い理由1>漢検は一般入試で使えない
漢検を持っていても、大学受験で加点・試験免除などはほとんどありません。
英検であれば、加点されたり、英語の試験が免除になることもありますが、漢検の場合そのようなことはほぼありません。
そもそも受験の国語や現代文の試験では、漢字がほとんど出題されません。
漢字は知っていて当然と考えられているため、得点も低く漢検の価値はそこまで高いとは言い難いです。
<受けなくて良い理由2>漢検と大学受験は内容が違う
漢検では、その名の通り漢字の問題が出題されます。
一方、大学受験の国語で漢字の問題はほとんど出題されず、おまけ程度です。
そのため漢検の勉強をしても、受験に活かせる場面はあまりありません。
また漢検準1級レベルになると、そもそも日常では見かけないような難読漢字も登場します。
その一方で大学受験で出題される漢字は標準的なものが多い為、漢検の勉強は無駄になる可能性があります。
※とはいえ全くの無駄ではない
しかし、これを読んでいる人になかには、すでに漢検を取ってしまった人や漢検勉強中の人もいらっしゃるでしょう。そうした方向けに説明していきます。
漢検は直接的なメリットは薄いですが、まったくの無駄ではありません。
漢検のメリットは大きく2つあります。
①間接的に大学受験の役に立つ
②(話逸れるが、)推薦なら役立つ
①については特に漢検2級くらいなら受験で間接的に活かせます。漢検を持っていることで漢字を勉強するため、一石二鳥です。
②については一般入試とは関係ないものの、推薦では加点対象となることもあるため、興味のある方は取ってみても良いでしょう。