今回は神戸大学法学部の編入試験について対策や倍率、過去問の入手方法について解説していきます。
<神戸大学法学部の編入>試験日
試験日:11月上旬
<神戸大学法学部の編入>出題資格
①4大卒or4大卒見込み
②4大2年以上で62単位以上修得済みor修得見込み
③短大卒or短大卒見込み
④高専卒or高専卒見込み
⑤TOEFL iBT 40点以上又はTOEIC L&R 500点以上
<神戸大学法学部の編入>試験科目
神戸大学法学部の編入試験科目は以下の3つです。
筆記試験は2つあります。
・論 文(法学概論)(100点)
・論 文(一般教養)(100点)
・英語(100点):TOEIC or TOEFL
どちらも制限時間は90分です。
シャーペンは使用できず、ボールペンのため、慣れておきましょう!
<神戸大学法学部 編入>倍率と難易度
倍率:3~4倍
難易度:難
過去の合格者に話を聞くと、皆さん手応えは6〜7割くらいあったようです。なので6割ボーダーで考えてみてください。
過去問の入手方法
神戸大学では過去問ホームページ上で公開しています!
出題意図や評価方法など詳しくコメントも載っており、
ちなみに過去には次のような問題が出題されていました。
以下の文章を読み、問いに答えなさい。
自由かつ平等な市民相互の関係を規律する市民社会の基本法である民法は、権利能力平等私的自治、所有権絶対という三原理を基礎にしたルールの体系である。このうち、私的自治原理を制度化したものが契約法制度である。契約法制度は私的自治原理に基づき、これをさらに具体化した四つの契約の自由を基盤としている。四つの契約自由の内の一つによれば、当事者は契約を締結するか否かは自由であり、当事者を拘束する契約を成立させるためには、契約当事者のなす意思表示が合致していることが必要条件とされる。
問い
上記の文章に出てくる、「権利能力平等、私的自治、所有権絶対」という民法の三原理について簡潔に説明しなさい。続いて、契約法制度が基盤としている「四つの契約自由」とは何かを明示し、そのそれぞれを説明するとともに、四つの契約自由のそれぞれについて例外を示しなさい。最後に、契約の成立要件を構成する「意思表示」とは、どのような構成要素から成り立っているのかを説明しなさい。
(令和3年度)
TOEICが○○点以上なら受かる!
結論から言えば、神戸大学法学部の編入試験はTOEICで700点以上あれば大丈夫です。
実際に出願条件として「TOEIC550以上」というボーダーラインは存在しますが、以下を目安に考えると良いでしょう。
・800点台:論述が多少悪くても合格できるライン
・700点台:論述が平均点ほどなら合格できるライン
しかし、TOEICの比重は重くないため、点数が悪くても諦める必要はありません。
これは裏を返せば、TOEICが良くても落ちる可能性があることを意味しています。
そのため、神戸大学法学部の編入試験では論文対策が何より重要です。